格闘技は古くから存在し、世界中で様々なスタイルが発展してきました。今回は、格闘技を大きく分けると総合格闘技(MMA)、打撃系格闘技、投げ技・寝技系格闘技、の3種類に分け、種別ごとの代表的な競技や競技ごとの有名格闘家などについてご紹介していきます。
総合格闘技(MMA)
総合格闘技(MMA)は、打撃技や投げ技、寝技など、様々な格闘技の技術を組み合わせて勝敗を競う競技です。英語ではMixed Martial Artsと表記され、略称でMMAと呼ばれることも多くあります。
有名格闘家としては、UFCライトヘビー級チャンピオンとして、MMA界のレジェンドとされているジョン・ジョーンズや、元UFCチャンピオンで独特のキャラクターと強烈な打撃が特徴のコナー・マクレガーなどがいます。
日本ではRIZINが特に人気がありますよね。最近ではブックメーカーでのrizin ベットも注目が集まっており、特に毎年開催されるRIZIN大晦日の対戦カードは日本の格闘家ファンは大熱狂します。
打撃系格闘技
打撃系格闘技とは、主にパンチ、キック、肘打ち、膝蹴りなどを使って戦う格闘技です。具体例として、ボクシングやキックボクシング、ムエタイ、空手などが挙げられます。
具体例①ボクシング
ボクシングは拳だけで戦う格闘技で、リング内で行われます。選手はグローブを着用し、パンチで相手を攻撃します。試合はラウンド制であり、通常12ラウンドまで戦い、ポイントやノックアウトで勝敗が決まります。
ボクシングの有名格闘家としては、小柄な体格ながら抜群の破壊力を持ち、史上最強のプロボクサーとの呼び声も高い「マイクタイソン」や、スピードとテクニックで数々のタイトルを獲得した「フロイド・メイウェザー」などが挙げられます。日本では井上尚弥が特に際立った存在であり、プロ戦績は28戦28勝(25KO)と圧倒的強さを誇っています。
具体例②空手
空手は日本発祥の打撃系格闘技で、拳や足を使った攻撃が特徴です。突き・蹴り・投げ・受けなどを使って実際の相手と対戦する「組手競技」と一連の動作を一人で演じ、その正確さを競う「形(かた)競技」の2種類があります。
有名格闘家としては、日本の空手家であり、アクション映画で俳優としても活躍した「千葉真一」や空手の技巧を活かしてMMAでも成功した「リック・ハイバリ」などがいます。
投げ技・寝技系格闘技
投げ技・寝技系格闘技は、主に相手を投げたり抑え込んだりといった戦い方になる競技です。具体例として、レスリングや柔道などが挙げられます。
具体例①レスリング
レスリングは、相手を投げたり押さえ込んだりして相手の両肩をマットにつけることで勝敗を極める競技です。オリンピック競技としても有名で、上半身を中心に攻撃するグレコローマンレスリングと、上半身だけでなく、脚も攻撃対象となるフリースタイルレスリングがあります。
有名格闘家としては、グレコローマンレスリングにおいて無敗の伝説を持っており「霊長類最強男子」と呼ばれたロシア出身の」アレクサンダー・カレリン」などがいます。日本では、女子レスリング個人で世界大会16連覇、個人戦206連勝を記録した「吉田 沙保里」が有名であり、アレクサンダー•カレリンに付けられた「霊長類最強男子」という異名にちなんで「霊長類最強女子」と呼ばれるようになりました。
具体例②柔道
柔道は、空手と同様に日本発祥の武道で、相手を投げたり、押さえ込んだり、関節を極めたりする技術を駆使します。オリンピック競技としても有名で、投技や抑え込みの技術が求められます。
有名格闘家としては全日本柔道選手権では9連覇の偉業を達成し、1984年のロサンゼルス五輪では金メダルを獲得するなど「日本柔道界最強の男」と称された「山下泰裕」や、15年間不敗のまま引退し、「木村の前に木村なく、木村の後に木村なし」と讃えられた「木村政彦」などがいます。
最後に
今回は格闘技をいくつかの種類に分け、種別ごとの代表的な競技や競技ごとの有名格闘家などについてご紹介していきました。一対一の真剣勝負で多くの観客を熱狂させる格闘技。今後も多くの格闘家たちの活躍から目が離せませんね。
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